4人の子持ちの素朴な疑問

巷は「履修不足問題」で、もうたいへん。
自分の高校時代にもあったような気もするけれど
まあ…もう時効だから、いいでしょ。

いじめ問題とこの履修不足が、塾の先生をしている上さんと、
ここ最近、話題の中心となっている。

熊本県を除いた全県で、延べ10万人の高校生が履修不足という。
熊本生まれの上さんには、この結果がいささか気持ちが良いようで、
僕の前では、郷土のまじめさを勝ち誇っている。

小学生から高校生まで、一応揃っている我が家では、
生きた素材が目の前にあることもあり、どうしてもひっかる。
毎週土曜日となると、土曜スクールという日を除いて、
家でぶらぶらしている。

親が必死こいているときに、体力のある学生どもが、
週休二日をきっちり取っている。

要するにゆとり教育を享受しているのである。

ゆとり教育って、なんなの。
(先生のゆとり教育じゃない?というぼくの疑問)

良い機会と思い、少し調べてみた。

履修時間が小学校6年生の段階で
ぼくの育った頃より60時間も減っている。
戦後すぐからは、100時間超の減少だ。

この減少分は、中学に持ち越しということとなるだろう。

しかし、中学、高校も同じく週5日制。
どこで、帳尻あわせるの。

大学入試のハードルは、ゆとり教育用に安易になったわけではない。
おのずと大学入試を受け持つ高校は、最終責任を持つこととなるわけだ。

これは、たまったもんじゃない。

学力の低下が、大学に入学してから、補習させる大学もあるとか聞く。

これって、どこかおかしいよ。