一枚の表紙絵

前から気になっていたことがある。

上さんが塾の講師をしていることで、
隔月購読している本がある。

塾ジャーナルという情報誌なのだが、
問題はその表紙である。

http://www.manavinet.com/book.html

読み始めの頃、へーこんな本があるのか…
関心があるのでもなく、自然に表紙に目が落ちたのだ。

「ホー。市電か…珍しいな」程度の驚きだった。
回が重ねていっても、チンチン電車の表紙は、
よく書き込まれた、雰囲気のある絵のシリーズだった。

しかも、手抜きがない。
好きな人間どうしには感ずる何かが、
オーラのような何かが表紙絵から出ている。
どういう作家か興味が湧いた。
が、が、が、
調べていたが、いっこうにつかめない。

灯台下暗し。
ようやくネットで検索することを思い立った。

一発回答。
「鈴木城氏」がその作者名だった。
神戸生まれ金沢美工大後教師を続けられている。
神戸市電の本も出版されたようだ。
なるほどね。

どうりで…である。
この描写が生まれる訳がわかった。

と、書きながら、一つ気付かされた。
「いい仕事する為には、愛が必要なんだ」
好きを越えて愛情を持って仕事に向かうとき、
伝わるものが生まれるんだろうなあ。

そういう仕事をし続けたいね。

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