想いは通じる

思えば、
「逢いたい」と、こがれる人は…お客さまであるが
足の指を足しても、まるで足りないほどいらっしゃる…

じゃあどうするか。

手紙を出して促す…

以前は、毎日手紙を出し続けた。

じゃあ、住所も電話ものわからない方はどうする…

そんなとき、
ぼくは想うことにしている。

不思議と想い続けると、早ければその日のうちに、
遅い人は…(まだ逢えない方も山といるけれど(^^)
想い続けることが大切だと想っている。

昨日は、そんな思いの中から二人いらしてくださった。
そのうち一人の方は、ネットで知り合った方Yさん。
なんとなく胸騒ぎがしてはいた。そのとおりになってこちらがたまげた。

もうお一方は、10年以上前からのお得意さん。

お子さんが小学校低学年からともにご来店いただいていた。
ご来店ごとに成長し、いつかロケットの仕事がしたいと
マサチュセッツ工科大に進学し、
今は院生になってアメリカから帰ってこれないでいる。

お嬢さんもかわいいお茶目な子だったけど、とうに僕の背丈をこえたという。
そんな家族ぐるみのおつきあいなれど、
お会いできるチャンスも減ってしまった。

どうしてるかな、心の隅にはいつもあるのだが、
おとといの朝に無性に会いたくなった。

そんな矢先だっただけに、つい因果を話してしまった。

「私もそうだったのよ」
「ひかれたわね」
こちらも驚くばかりだ。

人が聞けばばかばかしい、確率の問題で済ましてしまうだろうが、
積み重ねと言うのは、恐ろしいもので
いつのまにか、確固たる自分にとっての
ジンクスになるのである。

さて、
今日はダレを想うおうか…

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