濁流

珍しく台風の影響で隅田川も今日は濁り川。

上流域が都市化されて、田んぼも減り、
道路も舗装され尽くされているから、川の流出係数が小さくなって、
流域で保水できない分すぐに下流域は水嵩が上る。

情緒的に見ている分には、ああ台風の影響は
すごいなあで済まされるけれど…

河川管理者は、テレメーターをにらみながら、
パトロールにさぞ忙しい事だろう。
きっと水防出動で何日も泊り込んでいることだろう。

まあ、この濁流が収まった後こそ、
片付けでさぞ大変だと思う。

住民の知らないところで、様々な人たちが動き回ってくれて
僕らの安全は担保されているんだ。

感謝せねばな。

あれだけ降ったのに、屋形船の船着場はなんでもないんだから
上流の分水工事にこれまた感謝せねば…

戦後、高度成長前期まで、台風が引き起こす床上下浸水に泣いたことなど
どこ吹く風の現代。
これが当たり前と思ったら、大変な見込み違いだ。

猫、のんびりと

昼寝の図。

早っ!

今日は台風でまた開店休業…

と思って店に行けば、
もうお客様がレジで精算されていた。
早や!


写真はめったに見られない巻き上げられた提灯の雷門。

一葉観音

曹洞宗の祖師、
道元禅師が宋から帰朝されたとき
折からの暴風雨にも

観音の導きで難を逃れたという。
逸話の観音様。

肌で感じる

ネットで販売を創めたのが2000年の7月だから…
丸7年経ったことになる。
実は、1996年にカオリ・ドットコムという店名で、
ドメインも取得し、サーバーも依頼し、
開店準備をしていた。

訳あって、4年遅れで再スタートということに相成った。
遅れた理由は、業務委託先と連携が上手く取れなかったためだった。
全て整っての仕切り直しというのは、エネルギーが要るもので、
なかなか再スタートのスイッチを押せないものだ。

ECの世界もまだまだのどかな時代で、
黎明期にありがちな
共存共栄、共に盛り立てていこうとする気概に溢れていた。
そんな雰囲気に押されるように、
再スタートを切ることができた。

躊躇していた4年間にECの環境は大きく変化していた。
第一世代(自分ではそう呼んでいる)の先駆者に成功事例が続出し
「ネットでは物が売れる」と実しやかにマスコミも取り上げはじめていた。

いけいけムードが醸造され初めてきたということだ。

しかし、まだまだ古きよき時代の牧歌的ムードも残っていて
独特の世界があった。
今のように初めからシステマチックであったり、
スパンが横行するこんな時代だったら、

果たして手を出す気になっただろうか。

他人任せで運営を考えていた反省から、
この7年は全て一人でこなしてきた。

一人でこなすと言うことは、何から何までということで
いっさい業務委託はしないということで、両刃の剣だ。

一人で運営している一番の利点は、お客様の動向が店に立つより
肌身に沁みて感じさせられるということ。

困るのは、
時間がとにかくない。
時間の速度が速すぎる。
独り言が多くなった。

浅草の店には、ネット経由でお出でいただいたお客様が
目に見えて多くなっている。

主従で考えるならば、明らかに過渡期にある。
店舗主導とは、考えにくくなっている。

導入としてのネットは、
もう欠かすことのできないツールとなっているのだ。

台風の影響だ

今日は空ばかり見上げている。

お客様も少ないし…というのではないけれど

台風の影響で雲が刻一刻変化していて非常に面白い。

面白いと興味が湧くもので。
でも、仕事にならないなあ。

はっきりくっきりの入道雲

雷門の上空にも。

今日の浅草の空

ドッバーと滝のように降ったかと思うと、
薄日が差してきたり猫の目天気…

台風9号が近づいているからだろう。
この時期で9号と言うのは少ない気もするけれど
迷走台風っぽい。

こういうのは、雨降らすんだよね。