ミニ仏像

手の平にすっぽり入る。
こんなに小さくても、いっちょ前に希少材料の白檀を使用している。

超細密彫りである。

どんなに小さくても一切手を抜いていない。
当たり前の話だが、意外に当たり前ではないみたい。

阿弥陀様もこのとおり。
仏身で45mm

表情もしっかり出ている。

普賢菩薩。


こんな表情なかなかないよ。

大日如来。

WEB2.0的企業

NHKの小さな旅をたまたま見ていた。

昨年12月江ノ電が難病で10年前江ノ電の運転手になる夢を見ながらも他界した少年のために運転士の辞令を出したことを知った。

朋(とも)君、天国で思いっきり走ってください・・・。

江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)は22日、「運転士になりたい」という夢を持ちながら10年前、難病で亡くなった少年(当時16歳)に運転士の辞令を発令する。
少年は亡くなる4日前、運転席に試乗してハンドルを握る夢をかなえたが、毎日新聞神奈川県内版で当時のいきさつを知った深谷研二社長が
「ぜひ夢の続きを」と、本物と同じ辞令書を少年の父親に手渡すことにした。

少年は東京都大田区の会社員、新田和久さん(56)の一人息子で、先天性心疾患「拡張型心筋症」だった朋宏さん。
4歳の時に母親を同じ病気で失い、約11年間、同県茅ケ崎市の施設で育った。
見舞いに来る和久さんとよく江ノ電に乗り、「大きくなったら江ノ電の運転士になるんだ」と語っていた。

試乗は容体が悪化した98年11月11日、江ノ電の全面協力で実現した。制服、制帽姿で運転席に乗り込み、運転士の後ろで全線の旅。
その後、検車区で「タンコロ」の愛称で知られる108型車両のハンドルを握り、運転士と一緒に動かした。
当初は反対していた関東運輸局(横浜市)も「聞かなかったことにする」と黙認したという。

10年後の今年10月、和久さんの知人で東京都品川区の塾経営、石井彰英さん(53)が感謝の気持ちを込めて江ノ電の精巧な模型を同社に寄贈。
これを報じた12月3日付の記事を読んだ深谷社長が「他の仕事を休んででも、早く朋宏さんに夢の続きを」と職員に指示した。

22日は、江ノ島駅(藤沢市)で辞令を交付した後、利用客のボタン操作で動くように改良した模型電車の出発式もある。
和久さんは「ここまでしてくれた江ノ電を(将来の夢に)選んだ朋宏を褒めてあげたい」と感激している。

テレビを見ながら、法規を弾力的に運用(無視)してOKする運輸局も粋だし、少年のそして家族を失った父親の心に灯火を灯した江ノ電もいい。

なんだろう・・・
企業の動きとしては久しぶりに感動した。

WEB2.0的企業とでも言うのかな・・・
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008122201000133.html

低体温

新聞を読んでいると、最近体温が36.5度の平均体温に至らない低い体温の人が増えているのだとか。

人間、体温が1℃低下するだけで様々な症状が出る。
調べてみた。

  

免疫力が37%低下する。
アレルギーや感染症を招きやすくなる。
 

基礎代謝が12%低下する。
脂肪の燃焼がし難くなり太り易い体質になる。1日/700kcal分も消費エネルギーが低下するため、従来通りの食事を続けた場合一ヶ月で約1~2kg体重が増加する計算に。
 

体内酵素の働きが50%まで低下する。
栄養の吸収だけでなく、体温の基になる熱エネルギーの生産力も低下するため、疲れやすく倦怠感が現れる。
   

ガン細胞やウイルスの活動が活発になる。
ガン細胞やウイルスは、体温が35℃前後の時に最も活発に活動を始め、増殖し易いことが判っています。

原因は、一年中夏型の生活をしている所にあるようだ。
空調の効いた部屋で暮らし、食生活でもアイスを食べたり冷たいジュースを飲んだりと変化に乏しい。お風呂も湯船に入らずシャワーしか浴びない。入ったとしても冷たいビールでプハー。そんな生活が常に胃腸を冷やして代謝を鈍らせてしまうのだそうだ。

う~ん。
我が家は夏暑いし、冬ぎんぎんに寒いし、冷たいビールも追いていないし・・・どうりで暑苦しい連中が揃っているわけだ。

ただ、我が家の三男も小さいうちから35.8度が平熱で驚いた記憶があったっけ。
なんだかボーっとしているのはこのためかと思いたいけれど、中学から運動部で走り回っているうちに平熱に戻っていた。

低体温のせいにはできなくなった。

職人魂

昔からホワイトカラーと話すより、
職人と話すほうがいい。

昔の技術の仕事をしていた時も設計しているより、現場で職工の技術を見たり真似をして石組を手伝ったりしていたほうが好きだった。

こちらが好きなものだから、職人も気心を知っていろいろ教えてくれた。

けんち石を削る時は、この角をこうして・・・とかめんどくさいだろうに、ひよっこのこの技術者に教えてくれたものだ。

作るのが好きという気持ちの根底な部分は、どでかい構造物を作るのも、手のひらに入ってしまう念珠のような小さなものまで全く同じ心が働く。

銅器の町へ行けば、鋳型から絵付けまで職人の手元を見ている。
塗りの職人も木地の職人も蒔絵の職人もきりがないほど飽きが来ることはない。
悪いことに自分の手で同じ作業をしたくなってしまうから始末が悪い。

僕の店で家紋や位牌の文字をお願いする職人は区内に何人かいる。
でも家紋を描かせたら、この人の右に出る人はいないだろう。

弓道で使う矢筒のこんなでこぼこの表面にまで紋を描く。
つてをたどって持ち込まれることも多いのだと自慢げに語ってくれた。

こよりで組んだ時代物の矢筒なのだそうで、地元の職人に手に負えなくてはるばる鎌倉持ち込まれたのだという。

なかなかのできに自慢をする気持ち、いたいくらいよく解る。

ワンこのかりんとう

朝歩きを始めてから、気付く事がある。

まだ夜明け前の薄暗さの中歩き出すので、足元は薄暗い。
特にカーブは道路の内側を通過しやすいので、道端に無造作に転がっているそれに足を落とすことになるのだ。
要注意だ。

そうでなくても歩道の真ん中にそれは、意外に多く落ちている。
ワンこのかりんとう。

危うく犬の落し物に足をとられる事が多い。

昼間は人目を気にしてビニール袋を持ち歩く人が多いけど、いったいいつ落とすのだろうか・・・

浅草見番

浅草花柳界の中心。
町並みの整備で雰囲気が変わってしました。

街灯も雰囲気があります。

その街灯の胴部分にはこんな洒落た工作が。


左側の箱は俳句の投書箱。ようするにポスト。

選ばれると、こうして張り出されるのです。

おもしろいアイデアですね。

ところは浅草寺観音裏、言問通りからお富士さんまでの区間。
花の辻商店街の沿道に見られる。