こんなところにお稲荷さん

仕事の帰りがけ赤羽橋近くの交差点に鳥居を発見した。

芝の一等地に高井ビルにはさまれる形でその社は鎮座していた。

大江戸線の入り口が目の前に見えるが、どうしてもそちらに気が行く。
これは調べるしかないだろう。
信号を渡り道路の反対側に向かう。

本降りと強風が行く手を阻むが、へこたれるもんか。


「伏見三寳稲荷神社 」

お狐さんらしいお狐さんが出迎えてくれる。

馬頭観音も敷地内に祀られている。

タワービルがそびえ、オフィス街の町。
近代的に高度利用されているこの土地も、
そういう場所なのだ・・・もともとは。

急に江戸の風景が重なって見えた。

本家東京タワー

仕事で久しぶりに三田に来ました。

産声を上げようとしているスカイツリーばかり見ている下町TONとしては、

大先輩の東京タワーもなかなか見ごたえがある。

ちょうど三丁目の夕日の角度かな・・・

子供の頃は都会に降る雪をどれほど待ち望んだことだろう。

ちらりほらりでも降ろうものならば狂喜して走り回ったものだ。

今は・・・
降るなよ・・・
積もるなよ・・・

全く勝手なものである。

ただ、決して年齢ゆえにどうこう変化したものではない。
立場と責任が変わるだけで同じものを見ても感じる心は変化する。

人の心のなんと微妙なことよ・・・