???

いったいなんの団体だろう・・・
尋ねても答えてくれないし・・・

ときどき見かけるのだけれど・・・
無言の行というのはあるけれど、そうでもなさそうだし。

マスクと黒メガネで顔を隠しそれだけでも怖いのに
道がいっぱいの人で占拠するのだから・・・聞きたくもなるでしょ。
地元住人の不安の声くらいには応えてほしいな。

ずっと以前、夜仕事帰り、浅草寺にお参りに行くと大勢の人が本堂前に群れていた。
近づいてみると本堂の手前入り口、のみならず脇からの上がり口をも占拠して、とにかく階段が上がれない。
本堂下で係員らしき人間が、僕が階段を上がるのをあわてて制止した。

そばにいた幹部らしき人間をつかまえて、これはなあに?と聞き尋ねた。
ここでも無言の行だった。

浅草の町民が、お勤めを終えて観音様にお参りしようとしているのに、それを制止してなおかつ無言。

憤りを覚えないのが不思議といえるのではないだろうか。

そのうちほかの幹部らしき者が壇上の賽銭箱あたりに現れると、キャーだのピーだの喝采が沸いた。これまた他の人がどこから取り出したのかご丁寧にローソクに火のついた大きなケーキと、花束を持って現れそのピーの中心者に吹き消させ花束を贈呈した。とたんに大きな拍手が起きる。

どうやら、そこの教祖らしき人間のハピーバースディをしていた模様なのであることが理解できた。

え~~~観音様でぇ???
そう観音様で。

TONを含めた本堂に上がれない参拝者達は、何事かとその光景を見守るしかなかった。

彼ら集団は、観音様は自分らの寺か、集会場所かのように独占したのだった。

当時は小さい子供の待つ身ゆえ、しかたなくその場を離れたが、何かの宗教団体だったのだろうと想像した。

信仰の自由を保障されている国だから、部外者が差し挟むことはないのだが、かと言って人のお参りまで阻止する権利はないんだよ。ねーー。

同じ思想、信条に固まる集団は、他から見ると排他的にも、独善的にもなりやすいし、そう映りやすいのだから、広く鳥瞰できるはずの幹部さんたちは、外から自分たちがどう見られているのか、よくよく目を配り、心を配り、外に向けてフォローしていかないといけないと感じるのだ。

そう素朴に思うTONちゃんなのであります。

たとえよいことをしていたとしても、その手法や結実が違っていれば、だれが感化されたいと思うかというのであるのである。

その点、観音様は、全ての人に遍く心を寄せてくださるのだ。