今日19日は、駒形堂、本尊馬頭観音様の御縁日。
この日は毎月駒形堂内にて浅草寺住職による法要が営まれる。
雷門東部町会が法要を支えてきている。
昔は駒形堂の位置はここではなく、30mほど下流に位置していた。
ちょうど駒形橋の辺り、今は浅草通りの車が行きかう真ん中に位置していたことになる。
江戸の当時は橋などなく、渡し場があった。
渡しを渡れば江戸を離れる。さらに古くは宿場としても栄えた土地柄でもある。
当時の駒形堂は、現在とは180度逆に向いて、つまり隅田川に向かって建っていた。
今で言うウォーターフロントがすでに生かされていた水の都であったわけで、浅草寺の戒殺の地ともあり、水辺に住む魚類を獲ることは禁止された地でもある。
川を向いて建つ駒形堂は、同時に行きかう大小の舟の運行の安全をも担保していたのだろう。
本日いただいた散華には、ちょうど江戸時代の駒形堂の図が描かれていた。
ちゃんと川に向かって開扉しているのがうかがえる。