浅草のそら
今日はレガッタ
今日はもう何が何でも走っゾと思っていたら晴れた。
おかげで準備していた合羽も着なくてすんだ。
6時を回ったくらいなのに川辺は何やら慌しい空気が流れていたのだ。
それもそのはず、今日は早慶レガッタ当日だったのだ。
どういう役回りなのか、早なのか慶なのかわからないけれど、川面には様々な小舟が行きかっているし、黒いガクランのお兄ちゃんたちが走り回っていた。
言問橋とスカイツリー(タワーを内側から覆っていた保護網が100mくらい取れてスケスケになりました)
公園内には昨日の流鏑馬の馬場がそのまま残っていた。
辺りには馬の臭いもまだ漂う。
そこを駆け抜ける自分は・・・
なんとはなしに不思議な感覚に陥る。
出漕は午後だという。
朝早くからご苦労さん。
スカイツリーの見える風景
いつもの駒形橋からの風景なのだが、ツリーが少し変化した。
靄がかかっているのでわかり辛いかもしれないけれど、内側から覆われていたネットが下から三分の一くらい取れてシースルーになった。
南千住あたりの上流から見た、つまり反対側から見たツリーの傾き方が逆になっているのがわかる。
これが、以前は不思議でならなかたのだが、最近やっと気が付いた。
スカイツリーは、最底部は正三角形で上に行くと円形になる。
上に行くほど、ぎゅーっと絞っていって丸く編み上げていくわけだ。
そのために中間部は、厚みのある部分と薄い部分が生じるわけで見るものの角度によっては目の錯覚をおこさせる。
そのアンバランスさが面白いと言えば面白い。
恐ろしいと言えば恐ろしい。
気が付いたついでに何がむくみと反りなのかが理解できた。
「スカイツリーは日本建築の伝統日を取り入れた」とあるのだけれど、と言うことは神社仏閣、特に塔の美しさを取り入れたものと見られるのだが、反りは誰が見ても理解できる。
けど・・・むくみは?
それに今日見つける事が出来た。
ツリーの傾いているほう、つまり短く見える側のカーブが目の錯覚からなのか膨らみ加減に見えたのだ。僕だけなのかもしれないけれど、今日、目を凝らして見ていたら、そう見えた。
長いほうの側はもちろん反りそのものだ。
まあこんなことを考えながら、今日の堤防道路沿いは、ツリー観覧に精を出しながら、気持ちよく晴れ渡った空の下、走り終える事が出来たのだった。