ちょっと毛色の変わった仏具セットが手に入った。
何れも6具足で、香炉、火立、花立、仏飯器、茶湯器、そして線香立の6種類。
ひとつは、有田焼の三衛門として昔から名をはせた内のひとつ源衛門窯による作。
火立、香炉が3.8号(3.8は寸の意味:約11.5cm)となる。
源衛門窯特有の色調。
いまひとつは、こちらも九谷焼の代表柄、銀彩をモチーフにした、宇野千代の薄墨桜。
宇野千代と言えば桜を連想するが、さらに銀彩のイメージが加わって絵の奥行きさと上品な風合いが、高級感を醸し出している。
上置き仏壇や家具調のホワイト系の仏壇に似合いそう。
仏具と言うと、仏壇のサービス品のように扱われる代物と最近の傾向なのだが、高級仏具わ中心にして仏壇を決めるというのも、これからの選択肢に杯ってもよいのではないかと思う(仏像を中心にというのは当家では極自然に行なわれてきたが)