連休の最中だと店を抜け出すことは至難の業。
でも行きたかったなぁ。
うちの店を四半世紀前にオープンした時、店は画廊として使えるように設計したのも、絵がすきだったから。
故人となってしまったが、写仏では第一人者の難波淳朗氏の個展をオープンセレモニーとさせてもらったことは、縁の不思議さを感じる。
さらに言えば、オープニング時に讃祷歌を主催しておられた、新宿の智韻寺住職、新堀智朝尼と詠唱団の中心メンバーに、讃祷歌を南極も唱和し清めていただいたことが昨日のように思い出される。
写仏教室は講師が鬼籍に入ることで準備段階で挫折してしまったし、讃祷歌浅草支部ですよと話すといつも喜んで下さっていた智朝尼も、早や13回忌を過ぎてしまった。
でもふと当時を思い出すと、念珠堂という店のあり様や生き方、個性を知らず内にしっかり主張していた、恵まれた出発だったなぁと、今でもしみじみ感じるのだ。