もうすぐ巡礼の季節

巡礼に夏も冬も本来ないのだが、実測として菜の花が咲くというあたりからが巡礼に出かけられる方が目に見えて増える。

納経帳での集印に飽き足らなくなったら、観音軸や遍路軸に移られるようである。

納経帳であろうが朱印軸であろうが変わることはないのだが自分のあしあとをひと目で俯瞰できる朱印軸は別物のような気がする。

写真は西国の観音霊場を表装させていただいた。(右はお四国の軸装)

金襴の仏表装には見違えるように輝きを増す。伝統の技の成せるところだろうか。

浅草のそら

新型コロナウィルスが猛威をふるっている。

日本の感染者の数が45名になった。そのうち20名は英国船籍の大型クルーズ船の乗客。

ふと思ったが、この二十名は日本の感染者にカウントされるんだ。ということ。ま、確かに先の25名にしても日本国籍を有し国内に在住していると全部が言えあるわけではないのだからたまたま、日本に寄港したクルーズ船内の感染者が日本の感染者の数にカウントされても矛盾はないのかもしれないが、怖いのは数字だけが独り歩きすることだと思う。数字には必ずその根拠や背景があるのだが、その意味まで深掘りする人は少ない。風評がこれから先ついてまわらなければよいが。と思うのはTONだけではないだろう。