今日は防災の日。
ラジオでは、とにかく繰り返し訓練の放送を流している。
いやでも、阪神の記憶が
横網町の震災記念館が思い起こされる。
自動車で、半日都内を移動していたが、
おかげで少なからず緊張感を与えてくれた。
もし・・・
ここで・・・
と考え考えハンドルを握っていたし、
目に飛び込む風景も、「どうなるかな」
などと、勝手にシュミレーションしてみたりしていた。
まず、助からない。
十中八九つぶれちゃう。ハリネズミになっちゃう。
そんな建物の脇を走り、
最後に、図書館に目的の本を探しに寄った。
改めて見上げると、背筋が凍った。
開放感に満ちた、
サナトリウムのような、総ガラス張りのつくり。
見た目には、実に美しいつくりに見える。
けれど・・・
もし・・・
大震災となったとき、
「公共施設」であるはずのこの建物は、
どうなっているのだろう。
バラバラと子供を含めた利用者の頭上に、
砕けたガラスが降り注ぐことは、ないのだろうか。
「防災都市」を標榜するべく訓練をする傍らで、
今なお、デザイン優先のビル群が乱立している事実は
どう解釈したらいいのだろう。