巷は「履修不足問題」で、もうたいへん。
自分の高校時代にもあったような気もするけれど
まあ…もう時効だから、いいでしょ。
いじめ問題とこの履修不足が、塾の先生をしている上さんと、
ここ最近、話題の中心となっている。
熊本県を除いた全県で、延べ10万人の高校生が履修不足という。
熊本生まれの上さんには、この結果がいささか気持ちが良いようで、
僕の前では、郷土のまじめさを勝ち誇っている。
小学生から高校生まで、一応揃っている我が家では、
生きた素材が目の前にあることもあり、どうしてもひっかる。
毎週土曜日となると、土曜スクールという日を除いて、
家でぶらぶらしている。
親が必死こいているときに、体力のある学生どもが、
週休二日をきっちり取っている。
要するにゆとり教育を享受しているのである。
ゆとり教育って、なんなの。
(先生のゆとり教育じゃない?というぼくの疑問)
良い機会と思い、少し調べてみた。
履修時間が小学校6年生の段階で
ぼくの育った頃より60時間も減っている。
戦後すぐからは、100時間超の減少だ。
この減少分は、中学に持ち越しということとなるだろう。
しかし、中学、高校も同じく週5日制。
どこで、帳尻あわせるの。
大学入試のハードルは、ゆとり教育用に安易になったわけではない。
おのずと大学入試を受け持つ高校は、最終責任を持つこととなるわけだ。
これは、たまったもんじゃない。
学力の低下が、大学に入学してから、補習させる大学もあるとか聞く。
これって、どこかおかしいよ。
(実施期間:2006年11月10日~ 2006年11月16日)「ゆとり教育」は、履修不足問題にも影響したといいます。あなたは「ゆとり教育」をどう評価しますか?ゆとり教育・・・学校週5日制の実施に伴い、学習指導要領を改定し、授業時間と教科内容を削減。自ら学び、考える「生きる力」を身に付けるため教科横断型の「総合的な学習の時間」を新設した。2002年度から小中学校で、03年度からは高校で始まり、02年度の中学3年が今年、大学に入学した。グループでの課題研究やディベートを経験した人が多い。