米穀通帳

朝一の日課は、メールチェックとmixiチェック、
それとお米とぎ(^^

弁当用のごはんが足りないと思うと、つい手を出してしまう。
子供のときからの習慣だから眠気覚ましには丁度良い。

うちのお米は、上さんの熊本の実家から送られてくる。

結婚してから、このかた肥後米で養われてきた。
子供たちも肥後の水と土で育ってきたようなものだ。
農家の娘とはいえ、親は凄いと思い知らされている。

初めてこの肥後米を口にしたときの驚きは、今でも忘れない。
多少柔らかめながら甘く、しっかりした味がある。
何より、次の日冷えてからが美味しいのだ。
おにぎりになんてすると、たまらなく美味しい。

スーパーに行くと、いつも肥後米を探すが、
見つけたためしがない。
流通量が少ないのだろうか。美味しいのに…。

少し調べてみると、江戸時代は米価を決める重要な銘柄だった。
明治から昭和初期までは、美味しい米として全国に知れ渡っていたようだ。

以前、店のものと歓談しているとき、米の話が話題になった。
もちろん、肥後米を話題にしたのは当然だった。

案の定だれも口にしたことはないようで、
肥後米の宣伝マンとして、話題をリードし盛り上がった。

しかし、ちょっと口を滑らした。

「今でこそブランド米どうの言うけれど、
昔は古米、古古米当たり前だったし『米穀通帳持』を持たされて、
買いに行かされたよね」と発言したとたん・・・

冷ややかな空気に包まれた。

「米穀通帳?なんですか?それ」

って、皆口をそろえて、のたもうたのだ。

結局、米穀手帳を知るものは、上さんを含め、
僕の周りには、 一人だにいなかった。

まあ、農家の娘は別として、東京育ちにまで、
記憶がないといわれるとは、いささかショックだった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E7%A9%80%E6%89%8B%E5%B8%B3

中学生のころまでは、たしかに米穀通帳を持って
米屋に古古古米を買いに行った。

「配給」の名残、
つまり「戦後」を、ぼくは体験してきたということなのだろうか。

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