仏教の成道会(じょうどうえ)。
つまりお釈迦様が悟りを得た日なのです。
なんの苦労もない一国の王子として生まれ、結婚し、一子をもうけ何不自由ない暮らしをかなぐり捨てて、苦行の道を選ばれた。
釈迦苦行像に見られるように死を覚悟した末も悟りを得ることはできず、半死半生のところを、村の娘、スジャータの乳がゆに一命を取り留めた。
その後、菩提樹下で禅定に入られ悟りに至ったというのだ。
その記念すべき日が今日。
仏教徒にはとてもとても大切な日。
そして、もうひとつの意味合いが真珠湾攻撃が決行された日としての12月8日。
日中戦争が太平洋戦争に拡大した分かれ目の決戦は、現在の評価はさまざまだけれど、日本の置かれた当時の状況下の中、よくよく世界情勢を調べてみれば(大国にはめられた感はぬぐいきれないけれど)、やむにやまれぬ行動として起こさざるを得なかったことも日本人として理解できる。
そんな日が重なる今日は何だか考えさせられる一日なのだ。