雌伏の時間って・・・

今年もあと3日。
とみるか、
まだ3日もある。とみるか。

資金繰りですったもんだしているときは、この3日間の見つめ方、考え方、一つで結果に雲泥の差が出る時期だな・・・と、ふと思った。

サラリーマン時代ならこの時期、もうとっくに家にはいなかった。
忘年ランや年越しランの時期でもあるし、正月はとにかく旅先だった。

真冬は自転車で走るのに一番都合がよい。
汗をかいても外気で簡単にコントロールできる。
夏はこうはいかない。
冬には冬の走り方があるし、向かう場所も違ってくる。

今はもう酒をやめたし、道路交通法上いけないことになってしまったけれど、若かりし頃は、ウイスキーの小瓶が自転車バックから除かれたことはなかった。ちょっとカーブしている小瓶はお尻のポケットに馴染みよかった。

冬の峠道は登りと下りでまるで表情が違っているから面白かった。
まだ晩秋を思わせる紅葉の残る九十九折れを息せき切って上りきると、峠を境にしてアイスバーンになっているなんていうことは日常茶万事のこと。
随道が口を開けている所など、出たとたんに小説の如く雪国だったなんていうこともざらにある。

だから、峠では必ず陽だまりを見つけて一服した。

気を入れ替える為にも紅茶を沸かし、小瓶をグイと引っ掛け暖を取る。
下りへの期待感を持ちながらも、ただボーっとする。
この小休止がたまらなく至福なのだった。

この「ボー時間」、最近取れていないなあ・・・