らくだ

若い頃は季節にかかわらず、いつも薄着だった。

真冬の寒風吹きまくる河川や海岸淵を測量するときでも、ペラペラの作業着を着ただけで、長靴を履いて丸一日川面を走り回っていた。

冬になると毎週のように行っていた徹夜のスケート場でもジーパン一枚(もちろん上着は着ていたが)だった。それでも寒いなんて感じた記憶がない。

ツーリングで雪道を自転車で走っていたときも、ニッカーボッカの下はよほどのことがない限り素足だった。

あの頃はいったいどういう体だったのだろう。

まあ、小学校時代は一年中雪が降ろうと半ズボンだったのだから、年(歳)毎に厚着になってきたと言える。

こうして想像しているだけで背筋がゾクゾクしてくる。

今は店に立っているだけなのに、底冷えしてきてしまうから、当たり前のようにズボンだけではすまない体になってしまった。

ズボン下は日常生活の必需品になっている。
特に好んではくのがらくだのももしきというやつである。

若い頃さんざん馬鹿にしてきた「らくだ」なのだが・・・
しかしこれは問答無用で暖かい。
と言うことで手放せない。

でも・・・あれ?おかしいなあ・・・

今年は、まだお世話になっていない。

これも温暖化のせいだろうか。 それとも・・・

くもしゅみ

蜘蛛趣味ではない。
苦も趣味でもない。
雲趣味なのだ。

空を見上げれば、きゃもちいい・・・

雲の端っこもいろいろ。渦巻いているのもあればこうして綿菓子みたいになるのも。

気をつけなきゃいけないことは、上を見上げているうちフラフラ車道に出ないようにしないといけない。

雲ないじゃん・・・