定点撮影

定点撮影とは、
一定の地点から事象の変化を撮影して、変化を捉えたもの。
とでもいうのかな。

今は、スカイツリーの現場に興味を持って撮り続けている。
計画が持ち上がる前から、東武の操車場は、撮影の対象になってはいたがこうも変化しようとは夢にだに思わなかった。

考えると何を好き好んで、こんな事をしているのかよくわからない。
気付くと、子供の頃から好んで同じようなことをしつこくしつこく行っている。

筆頭は、チンチン電車の走る道と廃止されて変貌していく町の有様。
車庫の様子。風情の変化。
失われていく海岸が山の様子。
町の写真。ビルの屋上からも360度撮り続けた。

おまけとしては、
お化粧する前後の変化も撮った。

最後の一つを除いて失われる何かに郷愁を感じたのだろうか。
為政者、計画者と呼ばれる人の愚かさに対しても。
また、刻々と変化する事象の姿に「生きている」ということを感じるのだろうか。

よくわからない。

けれど心ひきつけられて、衝動的にカメラを向けている。
撮った地点もよく覚えている。

しばらくは、タワーの動向と、
失われていくであろう足元の下町の素朴さを撮り続けそうである。

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