2011

テレビをつけるとどこのチャンネルも震災の特集ばかり。
忘れては決してならないし、忘れられるわけもないことだけど、これらの番組を見て辟易するのは僕ばかりだろうか。
震災後、CM自粛のために公共広告機構のCMばかりが流れCMの終わりに流れるあのショートフレーズに嫌気が・・・というよりほぼノイローゼに近い症状を呈してきたころ、ようやく気づいたのかフレーズが消えた。

2011年は53歳から始めた朝のジョギングを毎日懸命に重ねていた時期と重なる。

3月10日朝はホームコースの隅田川両岸を走っていた。
東京大空襲の慰霊碑を気にしながら。

この日が来ると類した碑の前では手を合わす人も多く、昼になっればお線香を求めに来店され川辺に向かう人もいまだにいらっしゃる。
ここに住んでいる以上必ず首をもたげてくることなのだ。

毎年この日になると公会堂で戦争展が市民団体主催で行われる。
コース途中にある空襲による殉難者の方のための碑の光景が変わる。
その展示会のために慰霊碑の横に置かれているはずの言問橋の欄干の土台石が持ち運ばれるためちょっと空虚になるのだ。
そんなこともあって、
今日もやるかな、また見に行くか。
と思いながら何故かその日は公会堂には足を運ばなかった。

その翌日。

故にか鮮明に刻まれてしまっている。

それからもう3年かぁ・・・・・

版元の違い

当初の頃とても困ったのが経典のこと。

仏壇屋として仕事をしていると必要な経典はごく限られてくるのだけれど、人と同じことをしていたのでは、70軒が軒を連ねる浅草の土地ではとても生きていけない。

宗派のお勤め本を覚えておけば用が済むほど甘くはないのだ。

浄土真宗と余宗合わせて9種類か10種類の経典を覚えておけば本来良いところなのだけれど、お客様の質問にお答えしているうちに、「経典書庫」にあるような版元も驚くような10年に1回読んでもらえるかどうかわからないようなニッチな経典まで揃えることとなってしまって久しい。

一つの版元のレパートリーが揃ってくると、どこから耳にしたのか、お客様の方であそこの店にはニッチなお経が置いていると噂を聞きつけて、訪ねてくださるようになる。

おかしなもので、好むと好まざるとにかかわらず、経典の方から舞い込んでくるようにもなる。

だから僕の店の経典のレパートリーを見ると、
「ずいぶんマニアックですね・・・」

と専門職の方々も驚く。

まあ、仏像のレパートリーを見ていただくだけでも、それは言えてると思うのだが(歓喜天や大元帥明王なんて普通ないよね・・・)経典にしても石土経や下手をすると白衣観音経すら普通の店には置かないのだから。

お客様の要望で通常置いてある高王白衣観音経の版元ではないところのが欲しいということで先日一冊おとりした。

表題が同じでその版元でないとダメとは・・・
何がどう違うのだろうとチェックしたくなった。

こういう時は約得だなと思う。

違わないよね・・・

なーーんだ・・・・
すべて一緒じゃないの・・・。

ただね・・・
現代仮名遣いではないというところが違っていた。

う~~~む。

これは馴染みということが大きく左右してくるんだね。

読む方は慣れ親しんだ韻を踏むところに命を感じるのだ。

やはり・・・お経って生きているんだ。と思った。

Googleお店の撮影

グーグルもおもしろいサービスを始めて、つい新しいもの好きのTON店長はお願いすることにしました。

大きいドーム型のカメラを持ってくるのかと思いきやへーと思うくらい簡単な機材(に見えました)。

さてさて、どんな画像に仕上がるものやら楽しみでもありヒヤヒヤものでもあります。

プロジェクションウォール

2月14日バレンタインディの夕方に念珠堂の前の通り(一之宮通り)でプロジェクションマッピングを行います。

浅草では初めての試みです。

1400年前、浅草の篤信者第一号の土師中知(はじのなかとも)の碑(専堂坊碑)を建立して一周年の記念で行うお祭りに合わせた行事です。

プロジェクションマッピングといえば記憶に新しいのは
東京駅開業に合わせて行った光の祭典。あまりに人が集まりすぎて一度の上映で中止になってしまったことはあまりに有名です。
その東京駅や鶴ヶ城などで行った同じスタッフの方々にお願いしての企画なのです。

東京駅などのような広い空間ではなく、狭い空間を利用するのと、和の音とナレーションつまり人の声とのコラボレーション技術の応用になる本邦初の技術を駆使しての技術だけに、「プロジェクションマッピング」とは一線を引いて「プロジェクションウォール一之宮」と命名しました。

当日は甘酒のサービスあり、バレンタインディらしく絵馬プレゼントありとサービス満点。

金曜日の夕方6時からと7時から。
会社帰りにぜひ友達と足をお運びくださいね。そして、お楽しみくださーーーい。ヽ(*´∀`)ノ

阪神大震災から19年目

1995年(平成7年)1月17日午前5時46分52秒

こんな寒い時期だったのかと改めて思う。

今日は兵庫県南部地震・・・阪神・淡路大震災から19年目である。

ちょうどぼくは関西に出張中で、浅草のわが家には末っ子が誕生したばかりで田舎から上さんの母親がちょうど来ていたそんな中での大震災だった。
家族の心配はイカばかりだったろうかと思わざるを得なくなる。

自分は震源域からはかなり遠くにいたこともあって何事もなく帰路に着いたのだが、交通は大変な状況に陥って今にして思えばどうやって帰れたのか思い出すことができないのはあながち歳ばかりのせいだとは言えない。無我無痛で帰ったのだろう・・・

あれから19年。

人は強いなと思う。

心の傷を癒す方法をどこからか編み出し、伝え、そして生きる。

火をつけるよりよいのです

線香や座敷香は火をつけることで手軽に香りを楽しむことができます。
ほんとうに便利です。

ただ、ちょっと考えていただきたいのですが、香りはどこから漂うのでしょうか・・・

燃やすから出る。

そうなんです。確かにね。

もっと正確に言えば燃やすとどうして香るのかということなのです。

実は線香の香りは燃やしたから出たものは匂いであって香りにならないのです。
練りこまれた香料が香るのは火のついた部分の僅か下部のまだ燃えていない部分の香料が、熱で蒸発することで、煙の分子とともに空気中に漂うことで香るのです。

燃えた部分の匂いは雑味となります。
だから本当に出したい素材の香りと混じり合ってしまうのです。

ゆえに本当に良いお香は線香状でも直接に火をつけないでこんなことをしてみると、全く違う香りを楽しむことができます。

ちょっと温度を上げればこうなりますが・・・

一期一会のときめき

おはようございます。
世の中は長かった正月休みも終了。今日からいよいよ始動ですね。
サラリーマン時代にこういう長い休みがあれば、絶対に自転車で遊びほうけていたことでしょう。海外も走りたかったしね。
今は仕事が趣味ですから。。。。。
とにかくこのときでないと逢えないお客様がいらっしゃるので・・・休むわけには行きません。といってもどんどん高年齢化していって、少なくなってきてしまったのが寂しいところです。

とは、今朝のフェースブックで書き込んだお話しなのだ。

ふと振り返ると、暮れも正月もなく、もちろんお盆休みも夏休みすらない。
年中無休を標榜しているにはしているわけがあるで・・・

若かりし頃は、とにかく遊びまくっていた。といっても女狂いでも賭け事中毒でもない。
とにかく旅をこよなく愛していた。鈍行列車の旅もあれば、そのうち自転車の世界にどっぷり浸かるようになてからは、自分の足となる自転車にそれこそ命をかけて遊びまくっていた。

今の時のように長期の休みが取れるようならば、間違いなく日本を飛び出していただろう。

そんな自分が、こともあろうに屋根の下に年がら年中おとなしくしていられるのは、昔の自分が見たら狂った?とこれも間違いなく問うであろうことばだ。

なぜかな・・・
店に立つことに、喜びがあるからにほかならない。

店を始めた頃の正月営業といえば、除夜の鐘を聞いてからまた再び店を開けた。
朝の4時には人の足が閑散となる都合仮眠をとって通常時間の10時には店を開けるなんてことを平気でやってきた。

若気の至りといえば多少その傾向も否めない。

けれど、なによりその日、その時間にはその時しか会えないお客様がお見えになるのだ。
そのことに気づいたのは、終夜営業を初めて4年目か5年目のときのこと、何か都合があって、除夜の鐘の後に店をあけられなかったことがあった。

その次の年のこと、AM2時すぎのその人はやってこられて「去年はお店閉めていらしたわね。一年間待ってたのに・・・」とこぼされたのだった。
これには参った。一年間待っていたとは。そういう人もいらっしゃるんだ・・・

もうそのお方も軌跡にはいられた。終夜営業はしなくなったが、その時間にはその時間の出会いがある。

その時にはその時の出会いがある。
そう思うと正月には正月の、お盆にはお盆でなければ出会えないお方がいらっしゃる。
それがおもしろい。

世界に飛び出すことも面白いが、店にいて僕の小宇宙たる店もまたそこで出会えるお客様との一期一会も計り知れない醍醐味、面白さがあるのだ。

あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

旧年中は、つたないぶろぐにお付き合いいただきまして、まことにありがとうございました。
本年もなにとぞよろしくおねがいしまーす。

普段見慣れている隅田川も情緒を感じるものです。

昨夜の満員電車状態はこの時間(AM7:30頃)比較的お参りしやすいですよ。

本年もお世話になりました。

お店は正月モード。

生花を飾れば準備OKです。

見附はこんな感じです。

最近ちょっと手を抜くことが多くなりました。

ブログやフェイスブックに比重がかかってしまってWEB店の方はまるっきり更新をかけていないものだから、寂しいよーとおっしゃる方もおられます。

ごめんなさい。

でも、楽〇や〇フーショッピングなどのモールは自分の考えに合わないので、納得できない間は出店する気が全く起きないのです。

それにしても・・・
来年はもうちょっとこまめに更新しようかと・・・・

それではみなさま、

本年もお世話になりました。

来る年もどうぞよろしくTONちゃん日記をよろしくお願いしまーーす。