開眼供養

久々に、お客様の代わりに仏像の開眼をしてもらいに
浅草寺に足を伸ばした。

門前にありながら、境内の掃除会に顔を出さなくなったら
とんと足が遠のいていた。

朝の勤行、特に冬場は、声明から始まり、般若心経が終るまで
なかなかの夢心地。きもちのよい時間なのだが、
せわしくしているせいか、本堂に入るのは、随分とご無沙汰のような気がする。

堂内は、いつもに増して、外人客で混んでいる。

昼間の時間帯は、さらに久しぶり。

本堂の受付で開眼をお願いし

内陣に入る。
三拝し、すごすごと末席に…といっても畳ゆえ、末畳につく。
本来、僕は開眼のご依頼は、おおかたお断りしている。

仏縁の立会いに、第三者がしゃしゃり出ることはしない。
今回は、ご依頼いただいたお客様が、病気で、身動きが取れないことを聞き
ならばと、お引き受けさせていただいた、例外なのだ。

例外だけれど、いい経験をさせていただいたと感謝している。

よく見ると、導師をしてくださっているお坊さんは
息子の保育園の同級生のおじいちゃん。
お寺のNO2なのだとか。

このことも報告してあげなくちゃとばかりに
パチリ。

式のあとで、「内陣は撮っちゃダメ」と注意されたが

これも病気で来れないお客様に
「こんなだったですよ」と、お見せしたいがための
行為なのだから、観音様も許してくれるだろう。

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