なかなかいい
ご注文いただいたものだけど
自分で作りながら、なかなかいい(^^ 自画自賛?
六本取りのオリジナル編みを施している。
今日はスカッ!
ひさしぶりのこの天気。
暑っつう
仏像
仏像がいい。
念珠の製作もたのしいものだ。
一個一個の珠=心・人・小宇宙
を一本の紐(観音)でつながると大きな宇宙が形成される。
そんな気持ちをイメージしながらつなげていくと
独特な世界に入る。
それはそれで楽しい。のだが、
仏像も出来上がるまでのワクワク感は得もいえぬものがある。
こんな尊像は、見たことないなあというとなおいい。
今度は雷門をつくろうか・・・
オーラ
新宿区のKさんは、
カイロの草分けの一人
80歳をこえてなお現役で東京近辺の患者さん宅を走り廻る。
小さい体に似合わず、人の倍のスピードで、
サッササッサと歩いて、あっという間に見えなくなってしまう。
「お元気ですよねえ…」
いつもの一言をかける。
朝ごはんには文字通り、ごはんを食べて一日中、外食はしない。
会うたびに力をもらえる。
体中からの、オーラがまぶしい。
自分もあと30年。
同じように活動できるかな…
後ろ髪
6月と言うのに、
もう仏壇屋は、お盆一色になります。
東京は、7月がお盆月だから今月が準備の月。
じゃあ、8月は…
もちろん、お盆月。
だから東京の仏壇屋は、秋彼岸が終わるまで、ずっとこの調子が続くことになる。
しかも浅草の7月は、あさがお市も、ほおずき市も、花火大会もあって、
人の切れ目がなくなってしまう。
以前は、体力まかせに時間も構わず営業したけれど、
もう気持ち(もっぱら体力かもしれない)が続かなくなった。
店を、開けっ放しにするより、
職人仕事に切り替えてしまうほうを選ぶ。
でもねえ…
一年にこの日しか逢えない人があるかと思うと…
ついねえ…
後ろ髪を引かれつつシャッターを閉める。
まあ…その縁が、ネットで出逢えますように。
歳重ね
商売柄、仏壇屋というのは、お年寄りとのご縁が多い。
もともと人の話を聞くのが好きだから、
苦もなく…というより興味深々で、その方の人生を聞きたくなる(時間の許す限り)
自分の人生は、まあ…せいぜい…よくて80年と思っているけど、
お年寄り(と思うことはないのだが)の話を聞くということは、
相手の人生のエキスを短時間に経験させていただける、
ということを意味していると思う。
プラス云十年。また他の方の話を聞けば、プラス云十年・・・
と、歳を加算できる気がしてならない。
そう考えると、自分は妖怪のような年齢になってしまうのだが、
今だ元気だ。
だから、聞けるときは、同調できるよう、
話しの環境にすっぽり入るようにする。
喜怒哀楽すべてに周波数が合うように。
中途半端だと聞き逃してしまう。
真剣勝負だ。
相手の人生の山谷をトレースしたいと思う。
昨日の元特攻隊のMさんの話もそうだった。
今日は93歳のおばあちゃま。
かくしゃくと一人で浅草経由で西新井大師に出かける。
「あんたんとこが好きなのよ」
と言って、小一時間浅草の昔話をして帰る。
誠に楽しい。
いったい幾つ歳を重ねただろうか。
どうでしょ
新たにデビュー
梵天
縁
昨日は、仲良くさせていただいている智鏡師のご縁で
よい出会いをさせていただいた。
御歳82歳になられる元特攻の隊員の方だった。
僕にとってのひと月は、靖国神社参拝からはじまる。
身内に戦闘員としての戦没者が見当たるわけではないのだが、
15年前から、よほどのことがない限り毎月続けてきた。
昇殿参拝を終えると、遊就館にほぼ定期便のように通う。
そして、命の言葉を読み返し、帰る。
常設している命の霊簿帳をいつもめくっては、
自分と同姓をいつも探すのだ。
上さんの故郷熊本近くで、同姓の津留何某命は見つかるが
僕の家計の名は見つからない。
近いお名前で「新海」という名に親近感を持った。
「新海希典少尉」
特攻のコーナーに遺品も展示されていた。
説明書きも読ませていただいた。
「恩人と同じ名前か…」
ここに来るのは初めてとおっしゃっていた
アサヒビール最上階の小じゃれた喫茶店で、
元特攻隊員の前村氏とお話しをさせていただきながら、
その口から「新海少尉が戦果確認機で僕の機を含め4機で飛び立ち
ながら死ななくてよい方が先に亡くなった」
と、耳を疑う名が飛び出した。
新海氏は上官であったのだという。
(ネット上に戦記を見つけ読み返してみた)
http://ysptclub.rithosts.net/ktftw/maemura2.html
よく聞けば、前村氏と数人の戦友が、元上官の遺品をご苦労の末、
靖国神社に奉納した経緯を語ってくださった。
「僕が今の会社を設立するとき、多大なバックボーンになってくださった方がいた。
その方も新海という方だったんですよ。」
話しは盛り上がった。
心の中では、
「動かされた・・・」。
正直そう思わざるを得なかった。