浅草の今日の空

昨日とうって変わって曇り空
雨が降ってくれると黄砂が落ちてきれいな青空がかえってくるかしら

納品

お付き合いさせていただいているY氏宅に曼荼羅の納品に出かける。

両界曼荼羅を額装にさせてもらった。
床の間に収めるために床の間の寸法を測っていただき、
収まるようにサイズを調整した。
絵そのものがそもそも大きいから、額に入れないと横並びは難しい。
わかってはいたけれど、職人はだいぶ苦労をしたみたい。

近寄ってみると、裏打ちの段階で工夫の跡が見られる。
横幅1700㎜を越えるので額そのものも強固に作る必要がある。
が、かといってスペースは取れないから大きくはできない。
ゆがみの出ないぎりぎりの寸法を割り出したのだろう。
春慶塗の額の見栄えはダレもなくよかった。

さて、床の間に入れ込もうとすると・・・

ドキ!

入らない・・・ょ。

左右の寸法が明らかに額のほうが大きくて引っ掛かる。
押そうが引こうがびくともしない。
日本家屋ってけっこう遊びがあるのだ。
以前も仏壇のサイズでひやひやしたことがあった(ちゃんと収まったが)

同じ事が起きたのだ。
じゃあとばかりに
額を持ち上げてみた。
スルッと入って壁にぴったり装着した。
お~~~~!Y氏も同時に感嘆符が漏れた。

という訳で無事終了。
冷や汗も一杯かいたのでした。

カムフローム四国

昼過ぎ店に戻ると大きなみかん箱がどーんと置いてある。
「ん?なんだろう。」

文旦

ぶんたん?ブンタン?
グレープフルーツのような絵が描いてある。

これは・・・
高校の修学旅行で初めて見た、
たたわわに実っていたボンタンのことかあ。

四国を巡っていたTKさんのお名前が書き添えてあった。
花粉症で一時帰省しているのだとか店の者から聞く。

思わず四国の香りを吸ってみた。

黄砂か?

黄砂の影響かな。
空がどことなく黄色っぽい。

田原町方面を望む
西に向かうほうが黄味が強いような気がする。

新東京タワー

子供の卒業式に出かける電車内から
ふっと外を見ると業平橋駅に近づこうとしていた。
あ!どうなったかな。
もちろん新東京タワーのことである。

定点観測を考えてから中だるんでしまったが、
もう工事に着手しているはずで、基礎ができればあっという間にたち上がってしまう。
オールウェイスは何も昭和の時代だけではないのだ。

下町のこの近辺だって充分にAlwaysなのだ。

業平橋に広がっていた操車場跡地はきれいに整地され
ここに車輌が留められていたなど思えない様相に変化していた。

試し坑で多分地盤の調査をしているのだろう。

彼岸月

ラリーの夢だった。

北に向かう高速道路上を快走していた。
トップを走っていてすこぶる気持ちはよいのだが、そうも言っていられない状況であった。
何故ならひどい天候だったからである。

お先真っ暗とはこういうことを言うのだろうか。
暗雲たちこめていて、バケツをひっくり返したように振る仕切る雨。

ワイパーがはちきれんばかりの勢いで、ウィンドウの雨を弾き飛ばすのだけれど、全く間に合わない。
それよりも何よりも、道路の左右は川のように濁流となって、その水がついに溢れて路肩から越水してきていて左右の一車線は、走れるどころではなくなっている。追い越し車線をひたすら走る。

(どうも台風と一緒に北上しているみたいだ)
そんなことを思った次の瞬間、数百メートル先の道路は冠水して湖と化している・・・。

「もうだめ」
そう思った瞬間、パーキングエリアが見えた。
もちろんあわてて滑り込んだ。
(しばらくここで避難しよう)

休憩室に入るが人っ子一人いない。
遅れて、後ろを走ってきたS氏も避難してきた。

しばらく二人で休んでいたがレースがどうも気になる。

「戻ろうか」どちらからともなく声を掛け合い、(またあの悪天候の中に戻るのか)口には出さず、勇気を振り絞り立ち上がった。

「せっかくの記念だから、写真を撮ろう」
デジカメを取り出してSさんを撮ってあげる。

彼を中心に、宇津井健と何人かが同時に写りこんでいた。

あれ?5人もいたっけ?彼に見せると、「気持ち悪い事いわないでよ」と言いながら、僕を残して立ち去ってしまった。
一人残されて、ようやく
(おっかねえ・・・)と言いつつ目が覚めた。
 
何でこんな夢? 
ア!そういえば・・・
昨日、仙台の菩提寺から「年貢を納めよ」と案内が来ていたっけ。

母の田舎の寺では護持費として毎年「供養米」を請求される。
都会に住むものには、お金に換算してよいことは暗黙の了解となっている。

「田舎だからお米なんだよ。熊本の上さんの実家からお米を送ってもらおうか」冗談を言っていたのだ。

月曜日に早速、振り込むとしよう。