あーまったく!

最近は、ご多分にもれず我が仏壇業界も海外製にたよるようになって久しい。
仏壇の完成品はもとより様々存在する。

海外製が全て悪い訳ではないのだけれど、こういうことをするんだよなあ・・・
これは念珠の房の取り付け部分。

日本の職人なら絶対しないボンド付けをしている。
後先を考えない。

これでは房は壊すしかない。
房は決して高いものではないけれど、こういうことっていやなんだ。

いろいろと始めましたね

西国観音霊場でいただける玉(梅)には本尊の梵字が彫られている。
この玉をもとに念珠を仕立てて。ということで持ち込まれました。

男性でしたので、玉は小さいけれど、それらしく製作します。

今度は、男性巡礼者のために、大玉も用意して欲しいものですね。

中村勘三郎のお香

勘三郎さんとのコラボで生まれたお香もシリーズが増えてきた。

始めにお線香(もちろん部屋焚きとしてもいい香り)、匂い袋、部屋香、そしてこのお香となり形態てきには4作目となりました。
残念ながら、ネットでの販売はメーカーの要望でサイトにアップできないのですが、普りは保障します。といっても好き嫌いはありますものね。

このお香は、なんと内容本数が7本! で、5250円
だって伽羅の中でも極々希少価値の緑油伽羅です。

実際焚いてみました(役得っていうのだろうか)。

全くもって伽羅そのものの香りでした。

こんな材料今どき使えるの?と思いました。
案の定、限定で小ロットでお終いだと残念がっていました。

今は手に入りづらい緑油伽羅。あるところにはあるんだねえ・・・
グラム1万円以上はゆうに超える超高級素材で練った香が高いか安いかは、香木への価値観次第に思えてしまいます。

よき時代

http://www.tbs.co.jp/jin2009/仁がついに最終回となる。
久しぶりに日曜のこの時間のドラマを見続けていたのにちょっと残念だ。

今は日曜劇場となっているけど、僕の中ではやはり東芝日曜劇場なのである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9B%9C%E5%8A%87%E5%A0%B4

ドラマのTBSらしくじつに多くの名作を代に出し続けてくれた。
キャストを思い出してみても、実に豪華でもあり、絵になる俳優さんで占められていた。
子供心にも随分と影響されていたと思うし励まされもしていた。

パンツ屋の四季でしょ。
父親のいない母子のドラマ。その中で使われていた詩に共感された。同じような家族構成の我が家にとってどれだけ励まされたことかしれない。
パンツ屋の四季ではなく「天国のおとうちゃんこんにちは」であったことが調査の結果判明。しかも主演は森光子だった。どこで記憶が混ぜこぜになっていたんだかわからない。

女と味噌汁でしょ

かみさんと私でしょ 伊志井寛と京塚昌子の絶妙な掛け合いが楽しかった。

父子草 渥美清と竹脇無我の男同士の親子というのはこんなものかと不思議だった。
etc.etc.・・・

探してみたらこんなサイトが見つかった。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/5784/nitiyougekizyou/昭和39年から47年まではほとんど見ている。

一度しか放送されていないものでも題名を見れば「あ~あれ」と思い出される。
つくづくこの時代は、良作を毎週毎週、電波に乗せてくれていた。
本もいいし主役も脇も俳優がいい。

それだけ作り手の真剣さがあふれていたのだ。と思う。

日本テレビの黎明期に番組作りで活躍した知り合いによく話をしてもらった。
シャボン玉ホリデーの時代のプロデューサーである。話を聞くとそれはそれは大変だったことを聞かしてくれた。

生放送が当たり前の時代。適当にカット編集するわけにはいかない時代だ。
それだけに毎回が真剣勝負そのものだった。

しかも良い作品を流さなければいけないという使命感を持っていた。

並大抵の苦労ではない苦労だったけれど、充実感もあったと話してくれた。

受像機の前で観る方も、電波を送る方も、

良き時代だったんだなと感じる。
でもよき時代で終らせて欲しくはないんだけど・・・

さて、今夜の「仁」見逃さないようにしなくちゃ。