子供心
正月を目の前にしながら、なんだかワクワク感が沸かない。
というのはどうしたものかと思っていた。
ボーっとしている時にふっと思った。
子供は今に生き、
青年は未来に生き、
老人は過去に生きる。
そう言えばそうだなあ・・・
子供時代は後先を考えなかった。
結果がどうなるなどとも予測しないし、経験値もない。
やることが始めての連続だった。
同じことをやっていても昨日のことは忘れていたもの。
だから常に新鮮に事に当たれた。
青年時代は先々いつかこうなりたいと、常に現状に満足しなかったし、上昇思考の中で事に当たっていた。いつかこうなると目標があったから。
何の根拠もないのに。
そう・・・自分の先々を信仰していたようなものか。
経験値が溜まってくると変に予測したがる自分が見えてしまう。それこそなんの根拠もないのに。今のような時代は経験値なんて何の役にも立たないのに。
失敗を恐れているのではないのだけれど、先を予見してしまう癖が顔をのぞかせる。
朝のジョギングでいつもの周回コースではなく、違うコースに変えり距離を伸ばしたりしたとき、子供時代のワクワク感は起きるのだから、心のさじ加減によるところが大きいのかもしれない。
子供心は消えてないようである。
浅草のそら