仏像盗難に思う

仏像の盗難が相次いでいる。
そしてついに御用となった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903030140001-n1.htm

テレビを見ていても盗んだ言い訳に「信仰心がさせた」
という言葉に機敏に反応した。
自らの欲望を満たすための我心と利他心の信仰心を作為的に使ったのか・・・
面白いこという人だと思った。

と同時に
天台宗開祖の最澄が説いた「山家学生式」の一説が頭をよぎった。

国宝とは何物ぞ

宝とは道心(どうしん)なり

道心ある人を
名づけて国宝と為す

故に古人(こじん)の言わく
径寸十枚(けいすんじゅうまい)
是(こ)れ国宝に非(あら)ず

一隅を照らす

此(こ)れ則(すなわ)ち国宝なりと

国の宝とは何かと問い、最澄は人の心であると言及しているのである。
ではどういう心を人には必要とするのか・・・

さらに読み進むと

悪事を己に向かえ

好事を他に与え

己を忘れて他を利するは

慈悲の極みなり

と結んでいる。
「忘己利他」の心は慈悲心から湧きいづるのである。
つまり慈悲心を持つものが国宝なのだと最澄は痛快までに説いている。

決して人々の安寧を祈るために仏像が必要なのでも
ましてや多くの祈りの心の沁みこんだ対象を掠め取ることが信仰心なのではないのである。

言い訳の片隅にも使って欲しくないことばであった、

朝歩き1ヶ月目

朝歩き初めて一ヶ月。
お不動さんの日から始めたからなんとなく三日坊主で終わらずにすんだかな・・・

春には自転車で巡礼に行きたいし。
野麦峠も行きたいし。
くたばりたくないもん。

ようやく足も戻りつつある。

おかげで2kg、体脂肪で2.5%減。

でも朝から腹が減って減って・・・
困っているTON店長です。

友人の記録

20歳を過ぎての記憶は確かと思っていたけれど、なんのなんのスポットでしか記憶にない事に改めて気付かされた。

最近訪ねた古い自転車仲間にお願いしてた「昔クラブで一緒に走ったコースを教えてよ」
気軽にOKしてくれた。
ツーリング記録が昨日メールで送られていた。便利な世の中だ。

添付されていたエクセルを期待半分、恐る恐る開く。
78年に僕と数人で結成したクラブも今年で丸30年。
結成2年で発起人の僕が抜けてしまったのに頑張ってくれていた。

僕の現役当時の記録を眺めているとまあよく走っている。
これ以外も一人でコツコツ走っていたのだから文字通り自転車漬けの毎日だった。呆れる。

ただ、その資料を見ていて愕然とした。
全く覚えていないコースが多い。自分で計画したはずなのに・・・

自転車を復活させたら、一人で超えた想い出深い野麦峠をもう一度越えたいと思っていたのに、すでにクラブ時代に走っている。

十国峠、志賀坂峠
う~ん
まったく記憶にないぞ。

79年1月28日◇箱根・黒白林道、明神林道
 
2月17・18日◇伊豆大島
 これまで最多の15名参加。新婚夫婦も
 夜、トランプゲームで盛り上る

3月21日 ◇中井丘陵
 前回の余勢を買って10名参加
 震生湖畔で昼食

4月20~22日◇十石峠、志賀坂峠
 山間の一軒宿・奥多野館の原始的な風呂
 が印象深い

5月4~6日 ◇阿武隈
 初の全日程晴天 腹ぺこの犬仏林道
 混浴の湯ノ田温泉

6月10日◇明神峠
 世附への下りでパンクの連続。困窮。

7月21~25日◇津軽半島
 竜飛岬の夕日 雨の増泊林道 十三湖畔
 のオオマツヨイグサ群落 三升酒飲 蛍の群
 斜陽館 りんご畑の中の道 ねぶた製作場
8月18・19 ◇静岡・井川
 豆列車 ダム内部見学 流しソーメン
 富士見峠

9月22~24日◇野麦峠
 笹に覆われた旧道の押上げ 
 お助け小屋泊
 松本から高山へ
10月9・10日◇三浦半島 
  14日 ◇ヤビツ峠
  28日 ◇箱根、奥湯河原

11月17・18日◇房総・嶺岡林道
 帰路、久里浜から全員自宅までラン

12月16・17◇山梨県道志村
 日野出屋への集中ラン
 囲炉裏 竹トンボ 竹筒の燗酒 

そのうち写真も送ってくれるという。
さて・・・

覚えているかしら。

寒桜近況

墨田公園内の大寒桜です。
まだ寒そうに咲いていました。


満開


この雨空ではね・・・


みぞれだよ・・・

夢の香り

どの香りが好きですか?

そう聞かれて目の前に置かれていたパフュームの瓶をいくつも鼻を近づけてみた。

何やら甘ったるいの、辛っぽいの、フルーティーなの・・・
これがいい。
そこには#30と書いてあった。

席に戻ると同席の者曰く、ピーチの香りね。

ピーチ・・・
で、目が覚めた。

たわいもない夢なのだけれど、生まれて始めての出来事だったのだ。
夢の中で香りをはっきりと認識したのは初めて。
ついこの間は、初めて味を認識したし。

次は何を認識させてもらえるのだろう。

WEB2.0的企業

NHKの小さな旅をたまたま見ていた。

昨年12月江ノ電が難病で10年前江ノ電の運転手になる夢を見ながらも他界した少年のために運転士の辞令を出したことを知った。

朋(とも)君、天国で思いっきり走ってください・・・。

江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)は22日、「運転士になりたい」という夢を持ちながら10年前、難病で亡くなった少年(当時16歳)に運転士の辞令を発令する。
少年は亡くなる4日前、運転席に試乗してハンドルを握る夢をかなえたが、毎日新聞神奈川県内版で当時のいきさつを知った深谷研二社長が
「ぜひ夢の続きを」と、本物と同じ辞令書を少年の父親に手渡すことにした。

少年は東京都大田区の会社員、新田和久さん(56)の一人息子で、先天性心疾患「拡張型心筋症」だった朋宏さん。
4歳の時に母親を同じ病気で失い、約11年間、同県茅ケ崎市の施設で育った。
見舞いに来る和久さんとよく江ノ電に乗り、「大きくなったら江ノ電の運転士になるんだ」と語っていた。

試乗は容体が悪化した98年11月11日、江ノ電の全面協力で実現した。制服、制帽姿で運転席に乗り込み、運転士の後ろで全線の旅。
その後、検車区で「タンコロ」の愛称で知られる108型車両のハンドルを握り、運転士と一緒に動かした。
当初は反対していた関東運輸局(横浜市)も「聞かなかったことにする」と黙認したという。

10年後の今年10月、和久さんの知人で東京都品川区の塾経営、石井彰英さん(53)が感謝の気持ちを込めて江ノ電の精巧な模型を同社に寄贈。
これを報じた12月3日付の記事を読んだ深谷社長が「他の仕事を休んででも、早く朋宏さんに夢の続きを」と職員に指示した。

22日は、江ノ島駅(藤沢市)で辞令を交付した後、利用客のボタン操作で動くように改良した模型電車の出発式もある。
和久さんは「ここまでしてくれた江ノ電を(将来の夢に)選んだ朋宏を褒めてあげたい」と感激している。

テレビを見ながら、法規を弾力的に運用(無視)してOKする運輸局も粋だし、少年のそして家族を失った父親の心に灯火を灯した江ノ電もいい。

なんだろう・・・
企業の動きとしては久しぶりに感動した。

WEB2.0的企業とでも言うのかな・・・
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008122201000133.html

低体温

新聞を読んでいると、最近体温が36.5度の平均体温に至らない低い体温の人が増えているのだとか。

人間、体温が1℃低下するだけで様々な症状が出る。
調べてみた。

  

免疫力が37%低下する。
アレルギーや感染症を招きやすくなる。
 

基礎代謝が12%低下する。
脂肪の燃焼がし難くなり太り易い体質になる。1日/700kcal分も消費エネルギーが低下するため、従来通りの食事を続けた場合一ヶ月で約1~2kg体重が増加する計算に。
 

体内酵素の働きが50%まで低下する。
栄養の吸収だけでなく、体温の基になる熱エネルギーの生産力も低下するため、疲れやすく倦怠感が現れる。
   

ガン細胞やウイルスの活動が活発になる。
ガン細胞やウイルスは、体温が35℃前後の時に最も活発に活動を始め、増殖し易いことが判っています。

原因は、一年中夏型の生活をしている所にあるようだ。
空調の効いた部屋で暮らし、食生活でもアイスを食べたり冷たいジュースを飲んだりと変化に乏しい。お風呂も湯船に入らずシャワーしか浴びない。入ったとしても冷たいビールでプハー。そんな生活が常に胃腸を冷やして代謝を鈍らせてしまうのだそうだ。

う~ん。
我が家は夏暑いし、冬ぎんぎんに寒いし、冷たいビールも追いていないし・・・どうりで暑苦しい連中が揃っているわけだ。

ただ、我が家の三男も小さいうちから35.8度が平熱で驚いた記憶があったっけ。
なんだかボーっとしているのはこのためかと思いたいけれど、中学から運動部で走り回っているうちに平熱に戻っていた。

低体温のせいにはできなくなった。

職人魂

昔からホワイトカラーと話すより、
職人と話すほうがいい。

昔の技術の仕事をしていた時も設計しているより、現場で職工の技術を見たり真似をして石組を手伝ったりしていたほうが好きだった。

こちらが好きなものだから、職人も気心を知っていろいろ教えてくれた。

けんち石を削る時は、この角をこうして・・・とかめんどくさいだろうに、ひよっこのこの技術者に教えてくれたものだ。

作るのが好きという気持ちの根底な部分は、どでかい構造物を作るのも、手のひらに入ってしまう念珠のような小さなものまで全く同じ心が働く。

銅器の町へ行けば、鋳型から絵付けまで職人の手元を見ている。
塗りの職人も木地の職人も蒔絵の職人もきりがないほど飽きが来ることはない。
悪いことに自分の手で同じ作業をしたくなってしまうから始末が悪い。

僕の店で家紋や位牌の文字をお願いする職人は区内に何人かいる。
でも家紋を描かせたら、この人の右に出る人はいないだろう。

弓道で使う矢筒のこんなでこぼこの表面にまで紋を描く。
つてをたどって持ち込まれることも多いのだと自慢げに語ってくれた。

こよりで組んだ時代物の矢筒なのだそうで、地元の職人に手に負えなくてはるばる鎌倉持ち込まれたのだという。

なかなかのできに自慢をする気持ち、いたいくらいよく解る。