不動明王

ここまで彫るのに1年近くかかってしまった・・・
最近の既成の彫りだと、どうももの足らず、
どうせ彫ってもらうなら、すこし凝った。

運慶の不動をモチーフにさせてもらった。

で、仕上がったのがこの作品。
白檀を駆使してもらった。

髻(もとどり)の形に特徴がある。
鎌倉時代以前の不動明王をこれでもかというほど
調べることになった。

宝蔵門・・・あれ?

少しの間境内に入らなかったら、
提灯が増えている。

中央に赤い以前からの「小網町」の名のある提灯。
両脇に黒の…これは、灯籠っぽいなあ。
やはり築地からの寄付のよう。

梅雨はいずこへ

見えるだろうか・・・

水を撒いたそばから湯気になる…(恐)

これで梅雨の太陽?だっていうの…
確か…

梅雨寒なんて言葉が昔はあった…ような…
あれは、もはや死語…

カラッと抜けるような青い空に
もはや梅雨と言うことばすら消えて失せる???

ダムの水は大丈夫?

一期一会

最近このブログを見ていただいている読者?の方が、
毎日コンスタントに1000人を越えている。

感謝すべきところなのです。

へそ曲がりゆえ、見てみぬふりをしているみたで
申し訳けないなあと思うので、

改めて・・・ありがとうございます

そして、これからもよろしくお願いいたします。

本当に毎日感じたことを書き散らしているだけで、

取りとめもなかったり、
身勝手な反応だったりと
反省もしきりなのが本音なのであります。

けど、一度書いたものは消さない。
一期一会と思って、素直な気持ちで
書き溜めてきたつもりなのでありますので、
まさにBooの日記(日記を公開するなんて考えるとおかしいけど)。

「しかたないやっちゃな」くらいに寛容な心で受け止めて下されば、
と、思うところです。

さあまた今日は、どんなゲストに合えるかなあ・・・

景観…地下鉄ビル(雷門ビル)

浅草の戦前の建物が壊され新しいビルにとって替わっていく。
スクラップアンドビルドで致し方ないとはいえ…
古さが浅草のモダンだとも言わないけれど…

ちょっと寂しさもなくもない。

東京メトロ(旧営団)の浅草ビルは
白黒を基調のおとなしいビルに仕上がっている。

1、2階が窓が大きいところを見ると、テナントでも入れるのかな。

創業当時は全館レストランだったと聞くが、
戦後は、どうひいき目に見ても
朽ち果てそうな建物にしか見えなかった。

過去の姿は、モダンを地でいく「ビルヂング」だったのだろう。

僕の知る範囲では、以前はこうだった。

もっと以前は、

こうだった。
浅草十二階凌雲閣を思わせる(低いけれど)風貌を持たせ、
当時としては、上野の松坂屋が遠望できるほど目立つ
ハイカラな建物だったようだ。

そう考えると、
新デザインのビルは、何の変哲もない
機能美はあっても、息吹を関させてはくれないなあ。
残念ではある。

今の地下通路の工事終了後は、
このビルにエレベーターであがれるようになる。

こうなるのだそうだ。

バリアフリーを考え
膨れ上がる乗降客数を考えるとこうならざるを得ないのだろう。

今は、まだこうだけれど。

もうひとつ、
遊びも欲しいなあ。

苦行像に苦行

左:苦行像  右:愛染明王

どちらもミニ仏です。

弥勒菩薩に見られるように単純な線で表現するものほど

難しい・・・・・・!

ガンダーラの苦行像にどこまで近づけるだろうか…

十三仏の季節

十三仏は、亡くなられて初七日、
ニ七日(ふたなのか)…
七七日(四十九日)一周忌…
と、それぞれを供養する仏様を一堂に会していただいたものが

十三仏

ほとんど絵像(掛け軸)が一般的。

十三仏を仏像でそろえるというのは、
あまり聞いたことがありませんが・・・

あえて、仏像で表現すると…

こうなりました。

二天門通り

二天門通り浅草寺に向かうこの参道は、戦後変化した。

特にこの通りは顕著なのではないだろうか。
都電の電停もこの入り口にあって乗降客に利していた。
戦時中に商店街全てに疎開命令が下り、
通りは一変したようだ。

二天門まで百数十メートルの参道ながら、
今は観光バスの常駐するような閑散とした通りとなってしまった。

昔は土産物屋が軒を並べ、参拝客の滞在を促していたであろうに。

最近の話題は、この通り右手に、新東京タワーが誘致されるはずだった。
残念ながら墨田区に譲りはしたものの再考が望まれる。

すずらん灯も時代を感じさせる。
若い人にはかえって新鮮に見えるかもしれない。

未だに参道入り口を示し続けているところが、
胸にキュンとくる。

柱部分に「昭和三十三年再建」とある。
僕が3歳の時に再建か…

この年に空襲で消失した、本堂が再建された。
それにあわせて再建されたのだろう。


人工石の表面のコンクリートは洗い剥がされ、
時の経過をしっかり伝えてくれる。

ややもすれば、気づかないで通り過ぎてしまうだろう。
この通りが、川岸から石畳で二天門まで整備されたらいい
プロムナードになるだろうに・・・

と思うのは僕だけではないだろう。