明日の期待


しばらくぶりに登場!

はじめは、肩身が狭そうにしていた、水草が
あっという間に増えに増えて、水槽いっぱいに覆ってしまった。

肝心の蓮ちゃんは、というと

大葉一枚が元の葉の中では最後の一枚を残して
みな枯れてしまった。

もう風前の灯・・・

と思いきや、実は水の中には、新芽が次から次に
伸びているのです。

めだか君も、4匹、無事に成長し、
猫の脅威にもめげず
一匹は、やや、お腹が大きいようにも見えるのだ。けれど。

白と黒の間に産まれた子らは、
何色になるのかな。
ぶち、白、黒、グレー

ほんのわずかな期待に、
明日の意欲を掻き立てるBOO店長なのであった。

てんてこまい

お盆は、やっぱり8月だ。

オーダーのきく店として、口コミをいただいているようで
念珠も仏像も、中には厨子や仏壇にいたるまで
オリジナルがこれでもかというほどに多い。

オーダーのお部屋も満杯状態で、
これは、ほんの一部に過ぎない。

右から左に物が動くだけなら
こんなに楽なことはない。が、
よく考えると、
自分の性格上、すぐに飽きちゃうだろう。
たぶん。

がぜん、一つ一つが個性豊かになる。
それぞれに思いいれも深くなる。

そのたびに離別が伴う。
商売なのだから、当たり前の話しなのだが、
前にも書いたような気もするが、
いつも嫁がせる親の思いでいる。
だから、飽きる暇がないのだと思う。

時節がら、「お盆に間に合わせて!」
と、懇願される。
こちらも調子よく「がんばりましょう」などと
安請け合いしてしまうから、さあたいへん。

コンビネーションで作る作業だから、僕一人の問題でもないのだ。
職人さんも労働法の元にある以上、
無理させ過ぎるわけにもいかない。
あとは、残るは、我が身ひとつなのだ。

 ∴てんてこまい。

九段の涼風

月の初めで、火曜日
写経と靖国参拝がかちあってしまった。
こういうときは、英霊を優先する。

ここ最近、
日曜日とぶつかることが多くて、
4ヶ月も九段に足を伸ばせなかった。

8月ということもあって、よほど込んでいるかと覚悟していたが
何のことはない、40人程度の昇殿参拝となってしまった。

15日になれば、一般の参拝者も、
各団体の団参も多くて、身動きも取れなくなるのだろう。

へこへこ地下鉄の九段駅から、
胸突き八丁の坂を上り(少しオーバーではあるが)、
じりじりとした夏の太陽も手伝って、けっこうこたえる。

なのに今日は、なんと爽やかな日和だろう。

秋風?と思わせる涼風に後押しされるように
靖国の参集殿までいっきに駆け上がることができた。

飯田橋からのほうが楽なのに
とアドバイスを受けた。
今度はそうしよう。

靖国神社に対しては、内外問わず、いろんな声があるけれど、
来るたびに、元気をもらって帰れることは、
偽らざるを得ない事実だ。

帰り道、本屋をのぞくと
月刊現代が靖国の特集を組んでいたのが目に入る。

いつもながら立ち読み。
僕が父親のように慕っている、
天台宗の柿沼洗心師の取材記事が目にとまる。

奇跡的に故郷帰りできた「※北関大捷碑」の記事であった。

日本、韓国、北朝鮮の三国を動かし民間レベルで事を収めたことは
奇跡に等しいと感じさせられる。
柿沼洗心師の尽力なしでは難しかったであろう。

※北関大捷碑…豊臣秀吉の朝鮮出兵時に秀吉軍を大敗させたことを記念して
建立された。1905年に時の日本軍が戦利品として持ち帰り靖国神社に安置した。

靖国で始まり、靖国でしめくくった一日だった。