蓮彫の精密彫です。
通常は色をこの上にのせてしまうので、
落ち着いた玉色になってしまいます。
素地の状態ではどうなっているかの見本にと思い
見本入荷しました。
素挽(すびき)の玉は、汚れやすい欠点が逆に好きな人には堪らない調書になります。
なぜなら、変化するからです。
自分と一緒に年輪を増していく。
森羅万象変化しないものなんてひとつもありません。
だからいい。
よくよく見ると、花弁一枚一枚に
切羽の痕もリアルに出ていて、手彫りの雰囲気が良く伝わります。
ね。おもしろいでしょ。
柘(つげ)材を20玉使用。
主玉:15×21mmのみかん玉。
親玉:19.4×23.4mm
天玉: 9.9×13.3mm
正絹紐を通して、片手念珠に仕立てます。
色が白いので、強い色で仕上げようかな。