突然のTさんの訪問に面食らう。
週末に行くよ。と聞いていたから、
「店長~ぉ。きちゃった」
と聞きなれた声が背後から
何事かと文字通り驚いたのだ。
「ほい」
と差し出されたのは、霊場行きの電車の切符。
冊子形式になっていて、朱印帖を兼ねている。
なんとおもしろい切符。
鉄の血も湧いてきて、記念としてとっておきたい気持ちもわくが
使うところに意義があるんじゃない?と釘を刺されてしまった。
秩父行きは、片道だけ自転車をばらして輪行(りんこう)しようと思っていたので
渡りに船といえばそのとおりなのだけれど、正直嬉しかった。
気持ちが本当にありがたかった。
忙しい仕事の合間をぬって、状況を知らせに訪ねてくださったのだ。
本当にありがたい。