写経をされた人は一度は(二度三度?)こんな経験をされた方はいないだろうか・・・
お手本に写経紙をのせて、罫線の位置を合わせて文鎮を置いて
さあ、なぞり書きしようとしたら、「あれ?この字なんて書いてあるの?」
途中で、あれ?この字は何だっけと何度も紙をあげて
お手本の字を確かめる仕草を経験したことはないだろうか。
特に慣れない書き始めの頃。
本来ならば、横に手本を置き一字一字写すのが写経の常道なのですが。
現代の主流はお手本の上に直接、薄紙を重ねて、写し取る方法をとります。
眼の良いものには、何と言うこともないのだけれど、
近視や老眼(僕は弱視)、
とにかく視力のない者には見づらくて仕方がないのです。
ならば、「写経紙に薄墨でお経が入ったものなら書きやすいではないか」
ということで、こうなりました。
以前からあるにはあったのですが、
セット(掲諦写経2100円)の中に7枚だけ組み込まれていたもので、
なぞり紙だけはないかの声は、何度もいただいていたのです。
自我偈(じがげ)はなぞりの写経紙として、210円で最近出し始めたのに
般若心経は?ということで、今回リリースさせていただきました。
薄墨で印刷されているので、
目の悪い方でも書きやすい。
(0.3の僕の目でもOKでした)